仏壇に新しい流れ   (神奈川新聞 2000.8.11)


仏壇に新しい流れ (神奈川新聞 2000.8.11)

お盆の季節となった。先祖の霊を慰める仏事が各地で行われるこの時期、家族で仏壇を囲む家庭もあるだろう。この仏壇、近年の生活様式の”洋風化”に伴い、リビングや洋間に合う「インテリア仏壇」と呼ばれる新製品が登場し始めている。また、多くの人にとって買い慣れないものだけに「一体いくらするのかよく分からない」という面があるのも事実。そこで品質表示を明確化することで、価格の違いをわかりやすくしようという動きも出ている。仏壇新事情を紹介しよう。(報道部・秋山理砂)

コープかながわ、生活クラブ生協、川崎市職員生協、県労働者共済生協など県内の22生協が出資する「コープ総合葬祭」(横浜市港北区)。同社では、仏壇の品質を明確にするとともに、価格を表示したパンフレットを作成 して出資生協組合員を対象に仏壇を販売している。
  「これまで消費者にとって仏壇についての商品情報は少なく、どうしてこの価格なのかを判断しにくい面がありました。それが仏壇の価格を分りにくくしていたと思うんです」と同社。古来からの伝統的な形式を受け継いだ「唐木(からき)仏壇」は、主に東南アジアで算出する黒檀(こくたん)、紫檀(したん)といった高級材を使ったものが少なくない。仏壇の価格を構成する主な要素として(1)材質(2)施した彫刻(3)サイズがあり、高級材をどれだけ使っているかも価格を大きく左右する。そこで、同社では商品それぞれの主材、芯(しん)材、塗装を表示しているほか、彫刻やデザインの特徴を記して、組合員が価格を比較する手掛かりにしてもらっている。仏壇は手工芸品の要素が強いため、同じものが出回ることが少ない。それが店舗間での価格比較をしにくくしている側面もあるという。

材料など商品情報を明示 価格比較の目安

同社によると、仏壇は大別して畳の上に直接置く「大付型」、台が付かず仏壇のみの「半台型」、家具の上に安置できる比較的小型の「上置型」に分かれる。昨今の住宅事情から小型のものが好まれ「唐木仏壇の中では上置型が販売の9割を占める」と同社。やはり同社でも洋風の「現代仏壇」の販売が伸びつつあるという。
 「組合員の助け合いから生まれたのが、コープ総合葬祭の葬祭サービス。葬祭サービスの流れの一環として、仏壇・仏具も扱っており、これからも生協らしいサービスを行っていきたい」と同社では話している。
コープ 総合葬祭は、出資している23生協の組合員が利用対象。問い合わせはフリーダイヤル0120(688)990より詳しい内容は、こちら(PDFファイル)をご確認ください。


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